アトピー肌や乾燥した肌は、痒みがあるために、つい、ゴシゴシとこするように洗ってしまいがちですが、本当は一番してはいけないこと。入浴後に肌の乾燥がひどくなったり、つっぱったり、ひどいときには、ヒリヒリと痛くなったり、何も良いことはありません。
皮膚の一番外側には、皮脂膜と角質層というバリア層があります。これは、水分の蒸発を防ぎながら、細菌やウイルス、アレルゲンなどの外部からのばい菌の進入から守る働きがあるのです。しかし、非常に薄いバリアのため、ゴシゴシと洗ってしまうと、すぐに傷ついてしまいます。
特にアトピーなどの敏感肌は、すでにこのバリア層が壊れた状態である場合が多いため、さらに悪化させてしまいます。水分が失われて皮膚がカサカサになり、有害な物質の侵入から皮膚を守れないという悪循環に陥ってしまうのです。
ナイロン系のかたいスポンジやタオルで洗うのもやめた方が良いでしょう。洗った後のすっきりとした爽快感はありますが、必要以上に肌をこすってしまい、肌に残しておきたい油分も取り去ってしまい、皮膚を傷つけてしまいます。使うのであれば、綿や絹のもので、優しく洗うのが良いと思います。
このように、ちょっと洗い方に気を配るだけで、肌を痛めずきれいに汚れを取り除くことができます。
汚れや汗などを洗い流すのであれば、石鹸を手のひらにつけて洗うだけで、十分に取り除くことができます。皮膚に優しい正しい洗い方で、清潔な潤い肌を手に入れてください。
1:石けんを手のひらで転がし、空気を加えながら、キメ細かい泡を作ります。ネットで泡立てるのもおすすめです。
2:手でこするのではなく、泡を皮膚に当てるように洗います。

3:汗などで不潔になりやすい手、足、わきの下、陰部などは、特に丁寧に洗います。その他の部分は、お風呂に入っただけでも十分に汚れが落ちているので、軽く洗います。
4:円を描くように洗うと、同時にマッサージ効果も期待できて良いでしょう。
5:泡の流し残しのないように、シャワーやお湯をかけて流します。